2000年代クオリティのCGを見てわかる通り、明らかに低予算・過密スケジュールですが、なんとか面白くしようという気概を感じます。そして実際、面白いです。例えば、止め絵の部分は色気や顔芸でインパクトを出し、カメラワークで動きをつけようとしています。作画コストが高い、動きの多いシーンはそもそも描きません。ドット絵でゲーム風にしたり、それでもだめなら実写も使っています。一方で、見せ場の戦闘シーンでは作画コストを惜しみません。一話でミタマが力を振るうシーンでは神の禍々しさがひしひしと伝わり、四話の戦闘には思わず見入ってしまいました。この”割り切り”は、全クリエーターが見習うべきものだと思います。そして何よりテンポが良いです。ギャグ、シリアス、お色気、サスペンス、ワクワク感……。それらのバランスのいいストーリーを、テンポよく進めていくので、退屈に感じることがありませんでした。アニメに限らず、世の中にはお金ばかりかけていて見るに堪えない作品がたくさんあります。そういった『商業的』な守りに入った作品が悪いとまでは言いませんが、真に見るべきは、この作品のような努力の滲んだものなのだと思いました。

2023/06/02

ゆったり緩やかに二人の距離が近くなっていくのを、日常生活の中に上手く織り込んでいて、見ていてほっこりした気持ちになります。癒しのラブストーリーとして貴重な存在です。

2023/05/29

現実の社会問題を意識させるような事柄が出てきます。賛否分かれる内容だと思いますが、特撮ヒーロー作品で挑戦することはとても有意義なものだと思います。何が正しいのか間違っているのかではなくて、無関心であることがいけないというようなメッセージが、視聴者へ向けられて描かれています。怪人が差別されている世界ですが、ヒロインの周囲だけでなくもっとたくさんの人間と怪人の関係を見たかったです。極端な描写ばかりだったので…そうすれば感情移入もできたかなと思います。映画クオリティの話が40分、全10話とボリュームがあり、内容も重苦しく初めは抵抗がありましたが、変身ポーズが私は大好きなのでいつ変身するのかをワクワクして楽しめました。

2023/05/29

原作のザボーガーの存在を前提に置いた場合、原作愛は十分以上に感じるネタが大いに含まれているのですが、作品のテイストがかなりギャグ寄りになっているため、原作の大ファンという人には許しがたい部分も多いかと思いますし、原作の大ファンではなく、原作を知ってる程度の層が一番楽しめる作品だと思います。また、原作を抜きにした場合でも、かなり癖の強い作風で、観る人によっては、ギャグが下ネタ的な意味でもそれ以外の意味でも下品で悪趣味と映る場面も非常に多く、ある程度の耐性が無いと笑うどころか不愉快になるかも知れません。ただ、ザボーガーの戦闘シーンはかなり良く出来ており、終盤はマクロスばりに状況に合わせて瞬間的に変形を使いこなしながらスピーディーな戦闘を繰り広げたり、見ごたえのあるものになっていますし、ザボーガーのデザインも、原作のダサさを残しつつ、良い感じに格好よくアレンジできていると思います。前半の主人公の超人的な強さも原作リスペクトとしては有りだと思いますし、息子の頑丈さも、逆にあの親父の息子ならという説得力がありますし、その辺を含めて、何だかんだ楽しめたという印象です。原作を知っていて、悪ノリ気味な下品なギャグに多少の耐性があるという人ならお勧めできなくもないかもな作品です。

2023/05/28

永久欠番を復活してもいいかと。原爆の影響からの怪獣の回ですが、原爆被害者を否定している内容ではないと思います。

2023/05/26

作品紹介は前回のウルトラと基本的に編集は同じ。公開当時の宣材物はポスター数点が縮小掲載のみ。ヒロイン特集はモノクロ写真が中心で河内さんから惑星大戦争の浅野さんまで。以後の発行順&タイトルは巻末チラシにNo.10まで記入…既に全巻の発行順&タイトルは発表されてるのにナゼ省略？

2023/05/23

シリアス展開が多かった前作から打って変わって明るい作風です。最強のライダーとして令和でも語り継がれるRXに関しては敵がかわいそうになるレベルで強いです。てつをさんもかっこよく、昭和ライダーたちの客演もあり豪華です。個性的な敵キャラの策をRXが不思議がことが起こって突破していくので痛快です。バイオライダーに関しては影の王子以外はロクにダメージが与えられないほど最強です。

2023/05/19

前作の勢いが落ちてないのがすばらしい。お稲荷さんに、天狗をプラスしてさらにパワーアップ！新技の変態扇「悪夢のハリケーンバンジー」などなど〜筋肉質な美尻も健在です。佐藤二郎さんは出てきませんが、ムロさんはまさかの生還、パワーアップしてます〜。

2023/05/19